映画「新居浜ひかり物語 青いライオン」のロングラン上映を記念した舞台挨拶が岡山市北区で行われました。
この映画のモデルとなった自閉症のアーティスト、石村嘉成さんがサプライズで登壇し、会場は盛り上がりました。
映画「青いライオン」は昨年10月、物語の舞台となった愛媛県新居浜市で先行上映したのを皮切りに全国各地で上映が続いています。
岡山市北区の岡山メルパでも、昨年11月からのロングラン上映となり、2回目の舞台挨拶が行われました。
当初の予定では、石村嘉成さんの母・有希子さんを演じた筆者(RSK山陽放送 小林章子)が進行し、嘉成さんの小学生時代を演じた高原幸之介さん、保育園の先生を演じた八木景子さんと制作秘話などを紹介することになっていました。

ところが、そのトークの途中、突然、客席から「お母さん!」という大きな声。
「嘉成さんの声に似ているけれど、まさか岡山にいるはずがない」と進行を続けようとしましたが、スポットライトで逆光になったシルエットに見覚えがあり、よく目を凝らしてみると…
なんと、石村嘉成さん本人!

石村嘉成さんと父・和徳さんは、観客の大きな拍手に包まれながら、スクリーンの前に立ちました。
突然の登場に、観客も登壇者もびっくり。
嘉成さんはサプライズが大成功して、得意気な表情でした。

劇場には、舞台挨拶にあわせて、嘉成さんの作品「ブルー・ライオン」が展示されていたことから、嘉成さん本人が作品への思いを語りました。

予想外の展開となった舞台挨拶は、盛況のうち幕を閉じました。
映画「青いライオン」は、岡山メルパ、イオンシネマ岡山、プラット赤穂シネマ(兵庫)、倉吉シネマエポック(鳥取)、TOHOシネマズ新居浜(愛媛)、シネマプラザハウス(沖縄)で上映中です。