今月に入り福岡県内の保育施設でノロウイルスとみられる集団感染の報告が相次いでいて、保健所が注意を呼びかけています。

福岡市の発表によりますと、24日までに、中央区の保育施設では0歳から5歳までの園児13人、早良区の保育施設では0歳から5歳までの園児9人と60代の職員1人におう吐や下痢の症状が出ました。

このうち中央区の保育施設では園児5人から早良区の保育施設では園児1人からノロウイルスが検出されています。

いずれも重症者はおらず、全員快方に向かっているということです。

福岡県内では、ノロウイルスとみられる集団感染が今月に入って、保育施設で5件相次いで発生しています。

また佐賀県では、佐賀市内の飲食店が製造した宅配弁当を食べた50代から80代の13人が下痢や嘔吐、発熱を訴え、県はノロウイルスによる食中毒と断定しました。

県によりますと、今月21日佐賀市内の医院から「定期通院されている方に食中毒症状を呈しているものが複数名いる」と連絡がありました。

保健福祉事務所が調査をしたところ原因は今月15日から17日に製造された弁当だと判明したということです。

弁当を食べたのは推定で115人で、うち13人に食中毒症状がでていて、患者と飲食店で調理をした人からノロウイルスが検出されています。

佐賀県は弁当を製造した飲食店を4日間の営業停止処分としました。