野菜の価格が上がっていますが、果物もさらに上がっています。なかでも冬の定番であるミカンの価格が過去最高レベルになっています。

きょう、都内のスーパーでは…


「いまはキャベツがすごく高い。あとハクサイも高いね」

長引く野菜の価格高騰。農林水産省がきのう発表した野菜の平均小売価格によると、「キャベツ」は1キロあたり553円と平年の3.4倍に。このほか「ハクサイ」が2.5倍。「レタス」や「ダイコン」も1.7倍に高くなっています。

ただ、悩ましいのは、野菜の価格だけではありません。それは、果物の価格です。東京都の卸売市場で取引された価格を見てみると、野菜に比べ、果物の価格は大きく上昇。5年連続で最高値を更新しています。中でも…

アキダイ 秋葉弘道 社長
「ミカンが例年になく異常な高値になっています。ものを確保するのも大変な状況ですよ」

安さがウリのこちらのお店では、静岡県産のミカンがなんと950円に。例年に比べ2~3割ほど高いといいます。この価格には、お客さんも驚きです。


「(税抜き)880円…。880円は買えないもんね。すぐ食べちゃうから」

さすがに手が出ないということで、数が少なめのお買い得なミカンを選んだそうです。

冬の風物詩ミカンに一体何が…。和歌山県のミカンの農園では、今シーズンは例年に比べ2割ほど収穫量が減少。夏の猛暑や天候不順などの影響で、ミカンが不作だったということです。

都内のスーパーによると、この先もミカンの価格は下がらず、これからシーズンを迎えるイチゴはオススメだということです。