山陰の平野部では3月中旬並みの気温となった22日、鳥取県米子市では、1月では異例となるコハクチョウの北帰行が確認されました。

22日午前9時20分ごろ、米子水鳥公園の来館者と職員がコハクチョウの群れが南西の中海上空から水鳥公園の上空を通過し、東へ飛び去るのを確認しました。

米子水鳥公園 三原奈美 指導員
「水鳥公園が開館してから今年で30周年を迎えるんですけども、その中で1番早いタイミングになります。1月の上旬に雪が降った後に10度を超すような暖かい気候が続いているのでそれが2月と同じような気候なので白鳥の渡りが早まったのではないかと考えられます」

北帰行の初確認は、例年2月中旬ごろで、去年(2/17)より1か月近く早く、1月に確認されたのは、記録のある1996年以降、今回が初めてだということです。
コハクチョウの北帰行は、これから3月上旬ごろまで続くとみられます。