爆発的流行となっている季節性インフルエンザ県内では、五島を除く全ての地区で警報レベルの報告数となっています。そんな中、長崎県の保険医協会が21日、会見を開き薬が足りない医療機関の現状を訴えました。

長崎市で行われた保険医協会による会見では、県内120の医療機関に行った調査で抗インフルエンザ薬が入荷できない事態が発生していることが報告されました。


アンケートでは入手困難な抗インフルエンザ薬が「ある」と答えた病院が半数を超えていて、そのうち現在の流行が続いた場合に薬の在庫が2週間以内に切れると答えた病院が75%にも上りました。

長崎県保険医協会本田孝也会長
「現在ある薬、これをもっと円滑に医療機関のほうに提供できるような体制について検討して、できるだけのことをやってほしい。望めなくはは今シーズンは間に合わないとしてもこの(県に)備蓄されている薬を使えるような働きかけをしてほしい」
保健医協会では、今回の調査結果にもとに今月中には国や県に対して要請書を出したいとしています。














