いよいよ来月(2月)、開幕するJリーグ。J1に昇格したファジアーノ岡山は、来月15日のホーム開幕戦に向け、きのう(19日)から宮崎県でのキャンプに臨んでいます。

Jリーグ参入16年目で初のJ1昇格を果たした、ファジアーノ岡山が動き始めました。

(小寺真生記者)
「ファジアーノ岡山のキャンプが始まりました。選手たちからはファジらしい闘争心が感じられます。去年の戦力に新戦力が融合できるか、大事な大事な2週間です」

初日のきのうは、J1のレベルの高いサイド攻撃に備えて、サイドからのクロスを想定したディフェンス練習を中心に新加入10人を含む35人の選手がレベルアップに向けハードな練習を行いました。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「J1で簡単に失点してるようじゃ絶対生き残っていけない。新しく来た選手、新人の選手、ユースからきている選手もいるけど、ピッチに出たら関係ないから」

きのうに続き晴天に恵まれたきょうは、選手全員がボールに向かって走り続け、ファジアーノらしいタフなサッカーを体現していました。また、実戦形式の練習では、昨年の主力と、新戦力がチームを組み連携を確かめていました。

新旧戦力が入り混じる中、目を引くのは新加入選手の江坂任選手(32)。元日本代表で韓国1部リーグの王者、蔚山で活躍した江坂選手。J1で戦えるレベルを求め、周囲に指示を出し、早くもチームの中心的役割を担っています。

(ファジアーノ岡山MF 江坂任選手)
「ライバルでもあるし、やっぱり共存していかないと勝てないと思うので、そこはうまく共存して、やっていければなと。1つでも多くの勝利を、目の前の1試合にかけて勝利を取れればなと」

また、柏レイソルから移籍した191センチのディフェンダー・立田悠悟選手(26)も、積極的に仲間と会話し、連携を深めていました。

(ファジアーノ岡山DF 立田悠悟選手)
「球際のところは激しくいかないといけないと言っているのでそこはJ1というリーグでやっていくに当たって必ず必要になると思うので、練習から試合と同じ強度でやれるようにしていきたいと思います」

熾烈なポジション争いに既存の選手も、闘志を燃やします。

(ファジアーノ岡山MF 岩渕弘人選手・昨季チーム最多13得点)
「決してうまいとも、強いとも思っていないので、そういうところを頑張らないと試合にも出れないと思っているので、結果を出す以外にもチームのために走る部分というのは自分の良さなので出していかないといけないと思っている」

宮崎キャンプは来月1日まで。J1元年のファジアーノ岡山は来月15日、ホームで、京都サンガとの開幕戦に挑みます。