弥生時代後期に造られた倉敷市矢部の墳丘墓・楯築(たてつき)遺跡の魅力や歴史的意味などについて語るフォーラムが開かれました。

楯築遺跡の解明を軸に地域活性化をめざす産学民組織「楯築ルネッサンス」が開いたものです。

講演では、岡山大学の野﨑貴博助教が、楯築遺跡と同時代の集落跡、岡山市の鹿田遺跡の最新の研究を紹介したうえで、楯築遺跡を再評価し広め伝えるには同時代の社会情勢を理解することも大事だと強調しました。

(岡山大学 文明動態学研究所 野﨑貴博助教)
「楯築を守り伝えることと同時に、その他の多くの遺跡にも目を向けていく姿勢が必要ではないでしょうか」
主催者は楯築遺跡を全国にアピールし、国立博物館の岡山への誘致を目指したい考えです。