カナダ企業が意欲を見せるセブン&アイ・ホールディングスの買収について赤沢亮正経済再生担当大臣は、経済安全保障の観点から考慮する必要があるという考えを示しました。
セブン‐イレブンなどを展開するセブン&アイ・ホールディングスはカナダの大手企業から買収提案を受けています。
この問題について赤沢大臣は10日の会見で、対外取引の管理や調整を定める外国為替及び外国貿易法の適用は、自身の所管ではなく、石破内閣も内外からの投資を引き出す投資立国の取り組みを経済政策の柱としていると断ったうえで、経済安全保障の観点から考慮する必要があるという考えを示しました。
赤沢亮正 経済再生担当大臣
「政府としては、能登半島地震の教訓も踏まえて、そういう被災者の方たちに温かい食事をですね、しっかり提供するというのはどういう手段があるかをまさに考えている中で、コンビニや物流業者の皆様には、期待するところが「大」だということがベースにはあります」
赤沢大臣は、防災庁設置準備担当も兼務していることから、全国に展開するコンビニの役割を重視し、外資企業傘下で生活必需品を安定的に供給できるか、問題を提起した形です。