きょう(16日)から政府の補助金が縮小され、多くのガソリンスタンドでは店頭価格が値上がりしました。レギュラーガソリンで1リットル当たり180円を超えるなど、利用客には戸惑いが広がっています。
岡山市内のガソリンスタンドです。店長の谷岡良則さんはあることに頭を悩ませていました。
(エルジオ岡山天瀬店 谷岡良則店長)
「価格を見て入ってこないのか、いつもより来店の件数は少ないような感ですね」
きょう(16日)から、政府のガソリン補助金が縮小されたため、この店では店頭価格を1リットルあたり5円値上げし、184円に。

(エルジオ岡山天瀬店 谷岡良則店長)
「最近では180円台はなかったと思いますので、お客様の反響も大きいですね」
値上げ前の“駆け込み給油”の反動で、客が一気に減ったのだといいます。やってきた客も、値上げに戸惑いを隠せません。
(利用客)
「めっちゃ上がったなと思いますね。200円超えなきゃいいなと思います」
(記者)
「1回満タンにするとどれくらいかかりますか」
(利用者)
「今はもう1万円近いですね。しんどいですよ。週1で1万円ですから」
ガソリンの小売価格を調査する石油情報センターは来週以降の価格について、「補助金が縮小されたことで、平均でおよそ5円ほど値上がりする」と予想しています。

(エルジオ岡山天瀬店 谷岡良則店長)
「今後も同じように縮小が続くのであれば、価格が上がっていくという対応を取らざるを得ない」
政府は今後も補助金を段階的に見直す方針を示していて、ガソリンの高騰にブレーキがかかるのはまだまだ先になりそうです。