岡山県と友好交流協定を結んでいる韓国の慶尚南道とさらなる交流を進めるため、伊原木知事ら訪問団がけさ(16日)、現地に向け出発しました。

訪問するのは、伊原木知事ら岡山県の関係者8人です。岡山県は、2009年に韓国の慶尚南道と友好交流協定を結び、これまで文化や産業など幅広い分野で交流事業を進めてきました。

一方で先月、慶尚南道の知事らが締結15周年を記念して岡山訪問を予定していましたが、韓国の政情不安を受け取りやめとなりました。岡山県は今回の訪問について、総領事館や現地から情報を集めて検討し、問題ないとして出発を決めました。

(伊原木隆太岡山県知事)
「最終確認をした後で尹錫悦大統領が拘束されたというニュースが入ってきました。必ず(慶尚南道の朴完洙)知事とお会いできるかどうか、ちょっとよくわからないわけですけど、とりあえず慶尚南道に着いて、それからできる限り交流を深めたいと思っています」

一行は午後、現地に到着していて、夕方に慶尚南道の朴完洙知事を表敬。友好交流の強化に関する協定の締結や現地企業の視察などを行い、あさって(18日)帰国する予定です。