東京・秋葉原駅で配られたのは、賞味期限が通常の7倍のパン。その秘密はパンではなくパッケージにありました。

■賞味期限が7倍に!? 印刷会社の「凸パン」とは?

9月29日は「食料ロスと廃棄に関する啓発の国際デー」。それにちなんで秋葉原駅で行われていたのは、あるパンの無料配布イベント。


印刷会社の凸版印刷と、高級食パンなどを展開する会社が共同で開発した、その名も「凸パン(とつぱん)」です。 


最大の特徴が、賞味期限が従来に比べてなんと7倍に!いったいなぜ、こんなにも長く鮮度を保つことが出来るのでしょうか?


凸版印刷 宣伝部 行徳茜さん
「印刷だけじゃない様々な事業展開していて、そのなかの一つがパッケージです」


世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルム「GL BARRIER」をパッケージに使うことで、水蒸気や酸素の侵入を防ぎ食パンの鮮度を保っているといいます。


「凸パン」を受け取った人
「すごいですね。冷凍すると味が落ちてしまうのでありがたいです」
「めっちゃもつ~ この袋のおかげ?すごーい。せっかくだからちょっと取っておきます」

このフィルムはお菓子の包装などにも使われていて、今後ますますフードロス対策に活躍しそうです。