ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表委員で、長崎被災協の田中会長が、被爆体験を証言するため、ヨーロッパに向け出発しました。

長崎被災協の田中重光会長は、日本被団協と日本原水協が派遣する核兵器禁止条約促進のための代表団の一員として、15日から28日までの約2週間、スペインとフランスを訪問します。

84歳の田中さんは、ノーベル平和賞の授賞式出席のため、先月ノルウェーを訪れたばかりで、わずかひと月あまりの間で2度目のヨーロッパ訪問となります。

長崎被災協 田中 重光 会長:「体力的にはきついですけども、鉄は熱いうちに打てということですから、このノーベル賞をもらった力をね、伝えていきたい」

現地では、政府関係者との懇談や平和団体との交流のほか、学校を訪れ、学生らに被爆体験を証言する予定です。