全国的には20年前、広島では12年前に始まりました。


車のバックドアを開けると、そこにはペット用の焼却炉が…。


この車の中で火葬することができるんです。実際の手順を再現しました。

ー 再現 ー


車が来たら、飼い主は寝台部分に亡くなったペットを寝かせ、まわりにはお花を飾ったり、好きだったおもちゃやおやつを供えたりします。


広島ペットセレモニー 金清 健 代表
「ペットちゃんと最後のお時間になります。最後、ゆっくりお見送りになってください…」

火葬前にはペットと飼い主のための最後の時間が設けられます。


広島ペットセレモニー 金清 健 代表
「最後、点火の方、なさいますか?」


炉のスイッチを押すかどうかは飼い主に委ねられます。火葬にかかる時間は大きさによって1時間から2時間程度。においや煙は出ないそうです。


火葬後はお骨を拾い、骨壺に納めます。


ー ここまで再現 ー

広島ペットセレモニー 金清 健 代表
「運転ができなかったり、タクシーに乗って火葬場に行かれたりとか、高齢の方に便利だと感謝していただいています。一緒に過ごされた思い出の場所は、自宅がいちばんなので、自宅でお見送りができるっていうことで喜ばれる方が多いです」


大切なペットの「最後」をどう見送るか。その時を迎える前に考えてみることも必要なのかもしれません。

青山 高治 キャスター
今はまだ想像したくないというのがありますが、知らない情報ばかりだったので、知ることができて、よかったと思います。どういうふうに自分だったらと考えますね。どの形がいいのかと。

中根 夕希 キャスター
ペットを飼っているからこそ、考えたくはないけれども、どうやったら最後をみんなで迎えられるのか、どういう人たちで飼ってきたのか、どういう思い出があるのかに合わせた「終わりの迎え方」があるのだなと思いました。

青山 高治 キャスター
サービスが広がっているのはわかりましたね。

小林 康秀 キャスター
わたしも実は1か月前にペット葬を体験したばかりで、思い出してしまうんですが、最後に別れをする時間は大事なんだと思います。見送る時間をしっかり持って、感謝する気持ちを持てば、ペットロスの軽減にもつながっていくのかなと…。本当に家族同然ですから、人間と同じように見送りたいという気持ち、大事かなと思いますね。