福島県内では12日、除雪作業中の落雪事故が相次ぎ、合わせて2人が死亡しました。
【阿部正輝記者】
「昨夜、男性が落雪に巻き込まれた現場です。屋根に残っている雪を見ると70~80センチ積もっていて、それだけの雪が流れ落ちてきたものとみられます」
12日午後7時前、磐梯町更科の住宅の敷地で、70代の男性が雪に埋もれ心肺停止の状態で見つかりました。男性は会津若松市の病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

【死亡した男性の家族】
「今回の大雪は、とても降る量が尋常ではなく1時間除雪してはまた(雪が)降りという感じだった」
警察は、男性が除雪作業中に屋根から落ちた雪に巻き込まれたとみて、当時の状況を調べています。
また12日午前9時半すぎ、喜多方市熱塩加納町の住宅で除雪作業をしていた放射線技師の女性(43)が屋根からの落雪で埋まり、意識不明の重体となっていましたが、13日午前に死亡しました。死因は落雪による窒息でした。警察は除雪の際は屋根からの落雪に注意するなど安全対策を徹底するよう呼びかけています。















