EU=ヨーロッパ連合の気象機関は、去年1年間の世界の平均気温が、記録が残る1850年以降最も高かったと発表しました。産業革命前の水準からの上昇幅は、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が目標に掲げる1.5℃を初めて超えました。
EUの気象情報機関、コペルニクス気候変動サービスの10日の発表によりますと、2024年の世界の平均気温は15.1℃で、記録が残る1850年以降最も暑い1年でした。これまで過去最高だったおととしと比べても0.12℃上昇しました。
温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」では、世界の平均気温について、産業革命前の水準と比べて上昇幅を1.5℃までに抑えることを目標に掲げていますが、2024年の平均気温は産業革命前の水準より1.6℃高く、初めて1.5℃を超えたということです。
主な要因として、人為的な温室効果ガスの排出量増加や、南米沖の赤道付近で海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」などがあげられています。
ヨーロッパ中期予報センターは「気温の上昇が前例のない熱波や豪雨をもたらし、何百万人もの人々に苦しみをもたらしている」と指摘しています。
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