2024年に再審=裁判のやり直しで無罪が確定した袴田巖さんをめぐって、逮捕前の袴田さんを知る女性が事件当初、警察が持ち去った袴田さんの写真を返してほしいと静岡地方検察庁に求めました。
1月8日、静岡地検を訪れたのは逮捕前の袴田巖さんと交流があった渡辺昭子さん(90)です。
袴田さんをめぐっては1966年、静岡県旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして死刑が確定していましたが、2024年9月、静岡地方裁判所が再審で無罪を言い渡しました。
渡辺さんによりますと、事件があった数日後、警察が渡辺さんの自宅を訪れ、袴田さんが写る写真約15枚を持ち去ったということです。
袴田さんの無罪確定後も、写真は渡辺さんの手元に戻っておらず、渡辺さんは静岡地検に対し、写真の返却を求めていました。
8日、静岡地検を訪れた渡辺さんに対応した検事らは写真の所在について「調査中」と答え、アルバムの写真が剥がされた部分の寸法を測ったということです。
<渡辺昭子さん(90)>
「1日でも早く写真を返してもらいたい。袴田さんに見せてあげたい」
渡辺さんは「写真があるのかないのか早く結論を出してほしい」としています。
注目の記事
富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「市道の陥没 実は3年前に見つかっていた腐食」対応していなかったのか?取材に対し市の担当者は…市内では約10年で1035か所の空洞 日本の道路は大丈夫!? 仙台

「壊滅的な気温上昇」それでも進まぬ再生可能エネルギー... あくまで“民間事業”かそれとも“支援”か 問われる国の再エネへの本気度【サンデーモーニング】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山
