アメリカのトランプ次期大統領は、デンマークの自治領グリーンランドと中米のパナマ運河について、自らが主張する領有や返還の実現に向けて軍事力の行使も排除しないと発言しました。
アメリカ トランプ次期大統領
「パナマ運河とグリーンランドについて、(軍事的・経済的圧力を)かけないとは確約できない。経済安全保障のために必要だと言うことはできる」
トランプ次期大統領は7日、このように話し、パナマ運河の返還と、デンマーク自治領グリーンランドの領有の実現に向けて軍事力の行使も排除しないと強調しました。グリーンランドについては「デンマークに所有する法的権利があるのかどうかも分からない」と一方的な主張を展開しています。
グリーンランドには長男のトランプ・ジュニア氏が7日、プライベートジェット「トランプ・フォース・ワン」で訪問していて、デンマークをけん制する動きとみられています。
一方、デンマークのフレデリクセン首相はトランプ氏がグリーンランドの領有を主張していることについて、「アメリカは我々の最も緊密な同盟国であり、防衛と安全保障のあらゆる問題で緊密に協力したい」としながらも、「グリーンランドは売り物ではない」と強調。
グリーンランド自治政府のエーエデ首相も先月、「我々は売り物ではなく、これからも売り物にはならない」と反発していました。
ただ、エーエデ氏は3日に行った新年の演説でデンマークからの独立を目指す意向を示し、従来の姿勢を大きく転換しています。
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】事故から2週間...下校中はねられた女子中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い越し若い命が危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかるその恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
