能登半島地震からあすで1年。復旧・復興が遅れ移住する人が相次ぐなか、能登で生きる決断をした東京出身の親子がいます。その想いとは。
石川県輪島市の木工職人でシングルファーザーの杉本豊さんと2人の息子。
杉本豊さん
「元日は、ここの居間に子どもたちと3人でいました。あまりの揺れなので、これだけ傾いてくるし天井は降ってくるし、一瞬『死んだかも』と思いました」
杉本さん親子は、能登半島地震の9か月前に東京から移住してきました。
田舎暮らしに憧れ、商店街に増えていた空き家を購入。自宅兼木工品の販売店を構えた矢先、地震ですべてを失いました。
杉本豊さん
「復興は本当に先長いですね、これだけひどいと。先が見えないぐらいの惨状です」
先月、杉本さん親子は仮設住宅からようやく引っ越すことに。新しい家は同じ輪島市内。地震の後、空き家となった物件です。杉本さんの選択は、家族3人で「能登に住み続ける」ということでした。
周囲の家は修復も解体もされず放置されたまま。復興を諦め、能登から出て行く人が増えました。
杉本豊さん
「『東京に戻る選択もあるよ』と(息子2人に)尋ねたんですけど、子どもたちは『門前が大好き、ここにずっといたい』と」
長男の和音さんが通う門前中学校。過疎化と震災で生徒数は減り続けていますが…。
杉本さんの長男 和音さん
「こっちの学校はみんなが仲いい。あっち(東京)の学校だと700人ぐらいいて、話したことない人もいっぱいいるけど、この学校だと話したことない人はいない。未来のことはわからないけど、このあともここに居続けたい」
杉本さん一家が能登に残る決断をしたことに、地域の人は。
地域の人
「やっぱりうれしい。(杉本さんが)子どもたちに『東京に帰るか?』と聞いたときに、『東京は嫌(能登に残りたい)』と言ったのが本当にうれしかった」
杉本豊さん
「ここが本当に夕日がきれいで、このために東京から来たみたいなものです。(地震で海底が)隆起してしまって、海があんなに遠くなってしまいましたけど、景色は変わっても夕日は変わらないです」
息子2人と、この能登で。
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