「+85」で始まる番号から着信、出てみたら中国語で…。「詐欺グループの犯罪情報を入手している」「あなたは容疑者である」などと言われ、富山市に住む20代男性が2760万円をだましとられました。

9月、富山市に住む男性の携帯電話に「+85」から始まる番号から着信がありました。出てみると、中国語で、通信会社を名乗る男から「あなたのスマホのSIMカードが犯罪に利用されているため、利用サービスを停止する」などと言われました。
電話は次に「中国公安局」を名乗る別の男に代わり、犯罪グループの首謀者の自宅から男性名義のキャッシュカードが出てきて男性が容疑者となっていることを伝えられました。
男性は「お金を用意できるのであればあなたの罪をなかったことにできる」という男たちに従い、複数回にわたって指定された口座に合計2370万円を振り込んだほか、富山市内で協力者だと名乗る男に現金390万円を手渡しました。
このような国際電話による特殊詐欺が全国で急増していて、警察は注意を呼びかけています。