岩手県は25日、県内の1定点医療機関あたりのインフルエンザの感染者数の平均が警報発令の基準値である30人を超えたとして、今シーズン初めて「流行警報」を発令しました。
県によりますと、県内63の医療機関のインフルエンザの患者数は、12月16日から22日までの1週間で平均32.54人でした。
感染者数の平均を保健所別にみると中部が62.5人、宮古が43.00人、県央が36.89人などとなっています。

一方、新型コロナウイルスの感染者数の平均を保健所別にみると、奥州が21.71人、大船渡が21.00人、県央が14.56人などとなっています。
県内に63ある定点医療機関の感染者数の平均は12.76人で2週連続の増加となりました。
県感染症情報センターは「冬に流行する感染症が増加傾向にあるため、改めて手洗い・うがいに加えてマスクの着用やアルコール手指消毒を徹底してほしい」と注意を呼びかけています。