鳥取県三朝町に住む高校1年生・福田桜穂さん。
12月にエジプトで開かれるドッジボールワールドカップに臨む日本代表のメンバーに選ばれました。
大人も含めたフル代表での選出。2019年のアジア大会に続き、2度目の国際大会に挑みます。


鳥取県三朝町の体育館。
練習をしているのは、中学生から社会人までが在籍する男女混合ドッジボールチーム「Soul Fighters」です。

相手に向かって鋭い球を投げ込むのは倉吉西高校1年・福田桜穂さん。
このほど世界大会に臨む日本代表メンバーに選ばれました。

桜穂さんが日本代表に選ばれるのは今回が2度目。
2019年、中学1年のときにアジア大会の代表メンバーとして、初の国際大会を経験しました。

ドッジボール日本代表 福田桜穂さん
「シングルボールのルールと全然違うし、ボールの数も増えるしすごい怖い部分もあったし、ルール的にも難しいと思いました」

試合は普段とは違う、5つのボールが同時に行き交うマルチボールルール。

初めての国際大会ということもあって、父・徹さんから見て戸惑っているような場面もあったといいます。

父 福田徹さん
「初めて尽くしで、中学生だったこともあり、不安の方が大きかったのかなと思います」

この大会で上位に入り、ワールドカップへの出場権を得た日本。
コロナ禍で延期されていた大会がいよいよ開催されることになったのです。

今回もチーム最年少の桜穂さんですが、アジア大会を経験したことで大きく成長したと徹さんは話します。

父・福田徹さん
「身体面で成長したことも大きいし、大きな経験をさせてもらえたことで気持ちの面でも、いまは大きくなれていると思う」

所属チームでの練習に汗を流す桜穂さん。11月に岐阜での代表合宿を経て、12月のワールドカップに臨みます。

ドッジボール日本代表 福田桜穂さん
「2019年の(アジア大会)のときに自分のプレーができなくて悔しい思いが残っているので、ワールドカップでは自分の思うプレーをして、チームの勝利に貢献できたらと思います」

2度目の国際大会、躍動する桜穂さんの活躍に期待が集まります。