中国とインドは懸案となっている国境問題について、問題解決に向けたロードマップを作成することなどで合意しました。
中国国営の中央テレビによりますと、王毅外相は18日、北京でインドのドバル国家安全保障補佐官と会談しました。王毅氏とドバル氏は国境問題の特別代表を務めていて、協議を行うのは5年ぶりです。
会談で、王毅外相は「貴重な資源は発展と振興に投入すべきであり、国境問題は適切に処理すべきだ」と強調し、インドとの関係を安定・発展させる意向を示しました。
これに対し、ドバル補佐官は「問題が適切に解決されることに大きな意義がある」と応じたということです。
そのうえで、双方は「国境問題が両国関係の発展に影響を及ぼすことがあってはならない」として、問題解決に向けたロードマップを作成することやインド人のチベット巡礼を復活させること、国境貿易の再開などで合意しました。
中国とインドは国境の係争地をめぐり軍事衝突を繰り返しており、2020年には双方の軍に死傷者が出る事態に発展していました。
しかし、今年10月に習近平国家主席とモディ首相が5年ぶりに会談し、関係の修復を目指すことで一致。これを受け、インド北部・ラダック地方の一部から両軍の部隊が撤退を始めるなど、緊張緩和と関係修復に向けた動きが加速しています。
一方、インド外務省は今回の会談について、「国境問題が両国関係の正常な発展を妨げることのないよう、平和的な状況を確保する必要性を強調した」とする声明を出しました。
声明では「両国の特別代表は、世界の平和と繁栄のために、安定的で友好的な関係を築くことが重要だ、との認識で一致した」としています。
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