インフルエンザと新型コロナの患者が増加しています。
岩手県は年末年始に2つの感染症が同時に拡大する恐れがあるとして、注意を呼びかけました。

インフルエンザと新型コロナの患者の増加を受けて、県は18日、会見で県民に注意を呼びかけました。
県医療政策室によりますと9日から15日の県内の1定点医療機関当たりのインフルエンザの患者数は18.7人で、前の週の7.27人から2倍以上に増え、基準となる10人を超えたためインフルエンザの流行注意報を発表しました。
一方、新型コロナの1定点医療機関当たりの患者数も10.51人と、前の週より2.3人の増加で6週連続で増えています。
県は2つの感染症が同時に拡大する兆しがあるとして、移動や人との接触機会が増える年末年始を控えたこの時期に、県民に対策を求めました。
(県感染症対策課 太田栄時課長)
「これまでコロナとインフルの流行のピークが重なることはありませんでしたが、今回は同時に右肩上がりの傾向。基本的な感染対策をお願いします」

県は基本的な共通の感染対策として換気やこまめな手洗いや、場面に応じたマスクの着用などを呼びかけています。