2025年春には、映画やミュージックビデオでもお馴染みの店が日本に初上陸するなど、ますます盛り上がる“ドーナツブーム”。イマ注目のドーナツはどれ?

生ドーナツの次は“ピザ耳”食感

“第5次”とも言われる空前のドーナツブームの火付け役と目されるのが、
2022年にオープンし、未だ行列の絶えない人気店『I'm donut?』

外はカリッ、中は“しゅわっ”ととろける食感で「生ドーナツ」ブームを起こしました。
その勢いは衰えず、12月にはピザ窯で焼く「ナポリドーナツ」を発売。
“外はパリッと香ばしく中はしっとり”と、まるでピザの耳のような“新食感”のドーナツです。

人気“イタリア伝統”ドーナツ

そして、第5次ブームのもう一つの火付け役が『PARK STORE』
丸いドーナツにクリームがたっぷり入った“イタリアの伝統的なスタイル”が特徴で、1日で1000個売れることも!

2度発酵させた生地は低温でじっくり揚げることで“ふわっふわ”。
人気No1の「チーズクリームドーナツ」(550円)は、北海道産の生クリームやバターに、自家製のサワークリームを合わせ、最後のひと口まで“さっぱり”な味わいです。

老舗お菓子メーカーも参入

9月に不二家がオープンしたのは、ドーナツ専門店の『ペコちゃんmilkyドーナツ』
看板商品の「milkyクリームドーナツ」(187円)は、ミルキーに使用されている北海道産の練乳で作られたクリーム入り。
1か月で約6000個も売れるほど人気だといいます。

THE TIME,マーケティング部 白木莉花部員:
「クリームがそのままミルキーで、生地がふわっふわでモチモチ」

2025年は「ドーナツ業界が盛り上がる」

そもそも日本にドーナツブームが巻き起こったのは1970年の「ダンキンドーナツ」と「ミスタードーナツ」の上陸から。
その後も、「ポン・デ・リング」で第2次(2003年)、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」で第3次(2006年)と続き、2013年には「クロワッサンドーナツ」で第4次に。

今や第5次に突入中ですが、“年間500種類のドーナツを食べる”専門家は「2025年は更にアツくなる」と話します。

ドーナツ探求家 溝呂木一美さん:
「海外の有名なドーナツ店の初上陸などもあり、ドーナツ業界全体がワーッと盛り上がる年になる」