中国地方の女性社長の割合は9.0%で、全国平均よりも高いことが民間の調査会社のまとめでわかりました。
帝国データバンク広島支店が、中国地方に本社を置く企業76836社について調査しました。それによりますと、女性が社長を務める企業は6896社で全体の9.0%にあたり、昨年より0.2%増加しています。これは、全国の8.4%に比べ高い数値となっています。
業種別では『不動産』が21.4%と最も高く、次いで『サービス』『小売り』となっています。
年齢別で見ると『60歳~64歳』が13.8%と最も高く、『65歳~69歳』『70歳~74歳』と続き、高齢化が進んでいるとのことです。
また、女性社長の出身大学については『安田女子大学』が20社と最も多く、『広島女学院大学』『岡山大学』と続いています。
帝国データバンクでは「女性社長の割合は増加傾向にあり、女性の活躍により労働力不足の解消などが期待されているものの政府が目指す『次世代を担う女性リーダーの育成』には、まだ時間がかかる」としています。