自民党の調査会が石破総理に「闇バイト」による強盗対策の緊急提言をしたことを受け、警察庁の露木長官は「『雇われたふり作戦』が効果的で、実際に検挙例もある」と述べました。
警察庁 露木康浩長官
「犯罪の取締りや抑止のうえでは、捜査員が身分を秘して募集に応じ、検挙に繋げる『雇われたふり作戦』が効果的で、実際に検挙例もある」
高市前経済安全保障担当大臣ら自民党の調査会が石破総理に「仮装身分捜査」の導入などを柱とする「闇バイト」の強盗対策の緊急提言を申し入れたことを受けて、警察庁の露木長官は12日の定例会見でこのように述べました。
露木長官は「仮装身分捜査」について、「雇われたふり作戦」と命名し、「効果的な活用の在り方の検討を進める」と話しました。
また、「闇バイト」では、本人確認と称して身分証の画像や個人情報を送らせる手口が多いとして、露木長官は「『雇われたふり作戦』を実施するためには、捜査員が架空の身分証明書の画像などを送信する『仮装身分捜査』を行うことが必要となる」と説明しました。
政府は年内にも犯罪対策閣僚会議を開催し、「闇バイト」対策を取りまとめる予定です。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









