即修理も「ぬるい」まま… 考えられる原因

すぐに配管を修理しましたが、お湯はぬるいまま。源泉が流れる井戸が古くなり、水や砂が入り込んだことで温度が低下していることが原因と考えられます。一時は低い温度での営業も試みましたが、利用客からは42度と比較的熱いお湯が好評だったこともあり、営業の継続はできませんでした。

たらポッキ温泉 長内良吉 専務
「熱くて湯冷めしない。入ったあと湯冷めしないで、そのまま眠れるとお客さんから評判があった」
たらポッキ温泉は、魚の加工食品などを手がけていた長内さんの祖父・幸五郎さんが工業用水のボーリング中に源泉を発見し、1984年に開業して以降、住民に親しまれてきました。

この地区で唯一の温泉でもあり、長内さんは源泉を温める機械を導入して営業を再開することを決意。機械の購入費用などには、1000万円近くかかるためインターネットを使ったクラウドファンディングで資金を募り始めました。