ノルウェーのオスロでノーベル平和賞の授賞式が行われ、日本被団協の代表委員が「核兵器の廃絶」を世界に訴えました。
10日、ノーベル平和賞の授賞式が開かれ、核兵器の廃絶などを求めてきた日本被団協にメダルと賞状が贈られました。
授賞式では、代表委員の田中熙巳さん(92)が演説を行い、ウクライナをめぐるロシアによる核の威嚇やパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘で核兵器の使用が取り沙汰されるなど、「核のタブーが崩されようとしていることに限りない口惜しさと憤りを覚える」と指摘。
13歳の時に長崎で被爆した自身の体験を踏まえながら、核兵器の非人道性を訴えました。
日本被団協 田中熙巳 代表委員
「道筋の家はすべて焼け落ち、その周りに遺体が放置され、あるいは大けがや大やけどを負いながら、なお生きている人々が誰からの救援もなく放置されておりました。たとえ戦争といえども、こんな殺し方、こんな傷つけ方をしてはいけない」
そして、核兵器の保有を前提とする抑止論を批判し、核兵器の廃絶を強く求めました。
日本被団協 田中熙巳 代表委員
「核兵器は1発たりとも持ってはいけないというのが原爆被害者の心からの願いであります」
演説が終わると、会場はスタンディングオベーションに包まれました。
日本被団協 田中熙巳 代表委員
「(Q.世界に伝わったと思う?)これからだね。これから広めていただかないと。(Q.次世代にどんな未来を?)自分で考える未来、教えてもらう未来じゃなくて」
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