撮影をした写真や映像が美しく見える、またおしゃれに見えることを「映(ば)える」といいますが、岡山県の警察署に登場したのはちょっと変わった「映える」撮影パネルです。
命を守る素材を使い交通安全にも一役買うその撮影スポットとは…?


(坂井亮太キャスター)
「岡山南警察署の玄関に設置されたこちらの撮影スポット。黄色などの色とりどりの反射材があしらわれた、その名も『映えるパネル』カメラで撮影すると天使の羽をイメージしたという150個の夜光反射材が、キラリと輝きます」



昨日(21日)から始まった秋の交通安全運動期間に合わせ、岡山南警察署の署員が考案しました。

きょう(22日)のお披露目には南署のマスコットキャラクター「横断歩道レディ」も登場!これは「映える」とテンションも上がります。

(岡山南警察署マスコットキャラクター 横断歩道レディさん)
「Qどうですか? この夜光反射材の映えスポット」
「とてもかわいくできたと思います」


岡山県警によりますと、歩行者などが関係する夜間の交通死亡事故が今年15件発生していて、夜光反射材を身に着けていれば防げたかもしれない事故もあったといいます。「映(ば)えるパネル」を通じて夜光反射材について知ってもらい、事故を減らすきっかけにと意気込みます。

(岡山県南警察署交通第一課 武田直隆課長)
「多くの方が夜光反射材を持っているんですが、恥ずかしいなどの理由でつけられない方も多いと聞いている。そのような中、夜光反射材がファッションの一部になるんだというのを分かっていただけたらと企画を考えた。ぜひ夜間や薄暮時間帯に活動する際には、夜光反射材を身に着けて、自らの安全を確保してほしい」

写真映えとともに夜光反射材の普及促進にも繋がる、映えるパネル。当面の間、設置される予定で新たな映えスポットになるかもしれません。