特産の水産物や加工品などを集めた山田のカキと産直まつりが8日、岩手県山田町で開かれ、多くの人でにぎわいました。

この催しは山田町の特産品をまるごと楽しんでもらおうと、町と町内の漁協が企画したものです。会場の山田魚市場にはカキやホタテなどの海の幸や、加工品を売る店が軒を連ねました。

このうち水産加工品を生産している木村商店は近年の海水温の上昇といった環境問題に関心を持ってもらおうと、地元の小学生たちが商品を提案し、パッケージのイラストを描いた「帆立カレードリア」を販売しました。

これは美しい海を次の世代に引き継ごうと日本財団が実施した「いわてマリンキッズプロジェクト IN 山田2024」の一環として作られたものです。

きょうはプロジェクトに参加した子どもたちも売り場に立ち、この商品を通じて、漁獲量が減少しているホタテについて関心を持つよう呼びかけました。

(プロジェクトに参加した子ども)
「温暖化がこれ以上進まないように、地球環境を汚さないよう気を付けたり
山田の海の幸をたくさんの人に知ってもらいたい」

会場ではこの他、購入したカキやホタテをその場で食べられるバーベキューコーナーが用意され、訪れた人たちは、ふるさと山田の味を楽しんでいました。