「世界の王貞治さん」超えに期待が集まるスワローズの村上宗隆選手。その村上選手に21日、ドラゴンズの根尾投手が真っ向勝負を挑みました。

バンテリンドーム相性抜群の村上選手


試合前、入念にアップをする村上宗隆選手。

9月13日に今季55本目のホームランを放って「世界のホームラン王」王貞治さんの記録に並んでいますが、ここ4試合は快音が聞こえず、日本選手最多の56号は足踏み状態。

今シーズンのバンテリンドームでは、12球団最多となる7本のホームランを打っていて相性は抜群。56本目の期待が高まりましたが、この日も第3打席までヒットは出たもののスタンドまでボールを運べません。

迎えた7回の第4打席、対するドラゴンズの投手は岐阜県飛騨市出身の根尾昂(ねおあきら)。

9月16日にも根尾投手は村上選手と対決。その時は追い込んだ末にフルカウントからフォアボールでした。



今回はなんとしても抑えて56号を阻止したい根尾投手。2球続けてボールのあとの3球目。

ストレートでストライク、真っ向勝負の根尾投手。

4球目は…141キロフォークで空振りを奪い追い込みます。

しかし5球目はわずかにはずれてボール。

前回と同じ3ボール2ストライクのフルカウントになりました。


そして…

外角低め149キロのストレートで見逃しの三振。



前回のリベンジをしっかり果たした根尾投手に軍配があがり、バンテリンドームが沸き上がりました。

「見たかったような、見たくなかったような」5試合ノーアーチと足踏みが続く村上選手。22日からはホーム神宮で4連戦。記録更新に期待がかかります。