北陸地方では、8日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、8日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

気象庁によりますと、8日の日本付近は冬型の気圧配置となっています。また、北陸地方の上空約5500メートルには氷点下27℃以下の寒気が流れ込んでおり、8日は寒気はさらに強まるでしょう。 このため、北陸地方では大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。山地や山沿いでは雪となっていますが、平地では断続的に雨の降る所があるでしょう。

雨雲が予想よりも発達したり停滞した場合は、現在発表していない地域にも大雨警報を発表する可能性があります。これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

衛星画像より(8日午前8時50分)

■雨の実況
8日午前4時現在の24時間降水量
(アメダスによる速報値)

新潟県
村上市三面 50.5ミリ
村上 43.5ミリ
村上市高根 41.0ミリ

富山県
宇奈月 13.5ミリ
五箇山 13.5ミリ
高岡市伏木 13.0ミリ

石川県
加賀中津原 27.5ミリ
小松 27.0ミリ
白山市河内 25.0ミリ

福井県
南越前町今庄 79.5ミリ
越前市武生 60.5ミリ
福井市美山 50.5ミリ

■雨の予想
8日午前6時から9日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
新潟県 70ミリ
富山県 50ミリ
石川県 40ミリ
福井県 50ミリ

■防災事項
北陸地方では、8日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、8日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。