電力供給の要となる施設を守るための訓練です。盛岡市内の変電所で、不審者が入った場合を想定した初の警察との合同訓練が行われました。
盛岡市本宮にある変電所「盛岡電力センター」での4日の訓練は、施設を管理する東北電力の子会社が、不審者の侵入に備え初めて警察と合同で行ったものです。
訓練は、普段から関係者以外は立ち入り禁止となっている敷地内にフェンスを破って不審者が侵入し、爆発物を仕掛けたという想定で実施されました。
訓練に参加した変電所の所員は不審物を発見すると、あらかじめ決められた手順に沿って警察に通報していました。

(所員)
「白い紙袋に入っているようでして中身は確認できていません」
(警察)
「距離を取って安全を確保していただいて、警察官の到着を待ってください」
そして駆けつけた警察は施設の中で不審者役を発見すると取り押さえていました。
(東北電力ネットワーク盛岡電力センター 永井和憲所長)
「この変電所は市内の変電所につながる拠点となる変電所。安定供給が我々の使命。このような訓練を日頃から行い、的確に業務を行うことが大切と考えている」

訓練に参加した人たちは、電力供給の要となる施設を守るための日頃の備えの大切さを再確認していました。