岩手県警は、子どもを犯罪から守るため、登下校の見守り活動にあたるボランティアを対象にした研修会を開きました。

これは、地域の防犯力向上を目的に開催されているもので今年で5回目です。
3日は岩手県内各地で登下校時の子どもたちを見守る防犯ボランティアなどおよそ80人が参加しました。
講師を務めた地域安全の調査・研究を行う清永奈穂さんは子どもの視野を体験できるメガネを使って次のように説明しました。

(清永奈穂さん)
「実は子どもの視野はすごく狭いんです。なので、自分を守ろうとしても守る力が弱いというのは視野ひとつをとってもそうなんです」

県警によると、2024年県内で子どもへの声かけ事案は10月末現在で289件あり、その半数以上が小学生に対するものということです。
不審者が子どもに声掛けを断られると7割が諦めるという調査データを紹介した清永さんは、子どもが『断る力』を身につけることが重要と訴えました。

参加したボランティアは子どもたちの安全確保につなげようと講師の話に真剣に耳を傾けていました。