児童生徒の学力の把握や授業の改善につなげようと、高知県独自の調査が2日から始まりました。

この調査は、高知県内の小中学生の総合的な学力と、学習習慣や授業への意欲などを調査して、学力の把握や授業の改善につなげようと、2012年度から高知県が独自に行っています。2024年度は高知県内の公立小中学校などに通うおよそ1万8千人を対象に行います。

2日、高知県香南市の野市小学校では、学習習慣などを問うアンケートが、タブレット端末を使ってオンラインで行われました。県教委によりますと、2023年度の調査では、小学校で国語の学力定着が見られた一方、中学校で英語の基礎が身についていないことがわかりました。

(香南市立野市小学校 小杉龍司 校長)
「新たな課題が見えてくると思うので、その点を十分に分析して、今後の授業改善や、指導方法の改善に生かしていきたいと考えています」

調査は12月6日まで行われ、2025年2月中旬に結果が発表される予定です。