バリアフリー化を目的に去年秋から工事が進められていた『長崎駅前電停』のエレベーターがこのほど完成し、20日から利用できるようになりました。
新幹線開業を3日後に控え長崎駅周辺の再開発が進む中、長崎駅前電停では20日から『電停と歩道橋を結ぶエレベーター』が利用できるようになりました。
この電停は、駅前ということもあり、JRやバスからの乗り換えや障がい者や高齢者の利用も多く、これまではおよそ40段の階段を上り下りする必要がありました。
これを受け県は3年前にエレベーターの設置を決定。
およそ3億8千万円をかけて完成させました。
北海道からの帰省客:「きのうとかも階段で上り下りしていたので、あってめちゃくちゃ楽ですね」
「車いすの方とかは絶対楽だと思います」
エレベーターは最大11人、750キロまで乗ることができ、県は「どなたでも利用してほしい」としています。
■ 長崎駅周辺”高架広場”は撤去

令和7年度中に完成予定の長崎駅周辺のイメージ図を見ると、『新しい駅ビル』や『交通広場』があり、いまお伝えした『長崎駅前電停』と『歩道橋を結ぶエレベーター』が描かれています。

今回、運用が開始されたエレベーターの先の通路がどうなっているかというと、『白い屋根の建物』につながっています。
これは現在建設中の『駅へ向かう通路と歩道橋を結ぶエレベーターとエスカレーター』なんです。

さらに大きく変わるのが、歩道橋とアミュプラザ長崎の間に現在ある高架広場です。
来年3月から『高架広場の解体工事』が始まる予定で、多目的広場へと変わります。

この解体工事に伴い、現在、高架下にあるバス停は、来月1日からおよそ3年間、一時的に東口駅前交通広場の前に移るということです。