海外の企業などで需要が高まっている「インセンティブツアー」を四国に呼び込もうと、外国人モニターを招待したテストツアーが愛媛県松山市内で行われました。
昨夜のテストツアーでは観光庁の関係者や外国人のモニターなど20人あまりが松山城の二之丸史跡庭園を訪れ、園内に設けられた会場で市内の料理旅館が手掛けた料理に舌鼓を打ちました。
これは海外で需要が高まっている企業などが優秀な社員を対象に行う「インセンティブツアー」を四国に呼び込もうと、四国4県の観光協会などで作る協議会が観光庁の事業採択を受け企画したものです。
「インセンティブツアー」は客単価が高い傾向にあるため、今回のテストツアーでも庭園を貸し切ったりパフォーマンスを披露したりと、特別な演出を盛り込みました。
その後、参加者は道後の旅館に移動し、消費拡大のカギとなる夜間に地域の魅力や文化に触れる様々な活動「ナイトタイムエコノミー」として、お酒を楽しみながら意見を交わしていました。
観光庁支援事務局 山本牧子さん
「お城と料亭とあの設えというのが素晴らしいと思った。今後は松山と香川とか、日本に来てもらうために広域で連携していくとさらに良いと感じた」
観光庁支援事務局 ゲライントホルトさん
「(松山の)街は2つになっている。松山に来ると松山(市街)だけでなく道後温泉。これは実は他の所にない特徴だと思うので1か所に行って2か所楽しめるのはユニークだと思う」
協議会は今回の結果を受け、今年度中にツアー商品を完成させ、「インセンティブツアー」の誘致を進めたい考えです。
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