福岡県は20日、土地取引価格の目安となる「基準地価」を公表しました。県全体での地価の平均変動率は3.1%アップし、2年連続で全国1位でした。

◆上昇率は2年連続で全国1位

福岡県が公表した今年7月1日時点の「基準地価」。調査は、県内922の地点で行われました。地価の平均変動率は前の年に比べ3.1%アップし、2年連続で全国1位でした。


不動産鑑定士 高田卓巳さん「投資用不動産であるオフィスであるとか、賃貸マンションであるとか、物流施設を欲しいという人たちが非常にたくさんいる、あわせて分譲マンションとか戸建て住宅地を欲しいという個人の方も非常に多いと、そういう状況で地価が非常に上昇している」

◆歓楽街・中洲も今年は上昇

県内の商業地で最も価格が高かったのは、天神ビッグバンによる再開発が進む福岡市天神1丁目。1平方メートルあたりの価格は850万円で、6年連続のトップです。


RKB原口佳歩「新型コロナの影響で地価が下落していた歓楽街・中洲も、今年は上昇に転じました。」


去年、福岡市の商業地で唯一地価が下落した中洲も、小型店舗の需要が回復し1.0%上昇しています。