1966年、静岡県の旧清水市(現静岡市清水区)で4人を殺害したとして死刑が確定したものの、2024年、再審=裁判のやり直しで無罪が言い渡された袴田巖さんに11月27日、静岡地方検察庁のトップが謝罪しました。
袴田巖さんは1966年、静岡県の旧清水市で一家4人を殺害したとして死刑が確定していましたが、2024年9月、再審で静岡地方裁判所が捜査機関による証拠のねつ造などを認め、無罪を言い渡しました。
27日、再審で袴田さんに死刑を求刑した静岡地検のトップ、山田英夫検事正が浜松市の袴田さんの自宅を訪れ謝罪しました。
<静岡地検 山田英夫検事正>
「この事件の犯人が袴田さんと申し上げるつもりもないし、犯人視することもありません。改めて大変申し訳ございませんでした」
<袴田巖さん>
「どこまで折れなきゃしょうがないのか、それが問題だ」
同席した姉のひで子さんは謝罪を聞き、「私も巖も運命だと思っている。無罪が確定して大変喜んでいる」と伝えました。
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