マイナ保険証「実際に利用」は保有者の“約4割”

良原キャスター:
そもそも、マイナカードを「保有」している人は75.2%だそうです。(10月25日時点、デジタル庁ホームページより)
そのうち、保険証と一体化済みという人は81.2%でした。
マイナカードを持っている方の多くは、もう一体化させているという人が多いそうです。
マイナ保険証を持っている人が医療機関を受診の際、実際に利用しているという人は10月時点の推計で、39.6%だということです。(厚労省資料より)
街ではこのような声がありました。

40代(マイナカードと保険証、紐付けしていないと回答)
「紐付けると、何のメリットがあるのか把握してない」
30代(マイナ保険証、持っているけど使わないと回答)
「番号が紐付けられているものを持ち歩くのは不安」
マイナンバーカードに詳しい中央大学の宮下紘教授によると、「トラブルが発生する可能性のあるマイナ保険証をあえて使う必要がないと考える人が多いのではないか」ということです。
井上貴博キャスター:
もともと「任意」と言われていたはずのものが、結局強制のようなところに自然となっているのは、どうなんでしょうか。
あと、政府の発信のやり方を見直したほうがいいと思います。もともと身分証明書になるものに、ICチップすらついてない日本はデジタルに遅れすぎていると思うんです。
(マイナンバーカードにすることで)データが共有されて、デジタル化・効率化ができて、医療費が削減できる効果があるなどを、もう少し発信してほしいですね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
今の説明を聞いていても、マイナンバーカードに集約されるということですが、「資格確認書」など、複数書類があることに戸惑ってしまいます。
「マイナンバーカードを保有している人は75.2%」となっていますが、残りの約25%は約3000万人に当たります。ものすごい数の人がまだマイナンバーカードすら持っていないことに驚きます。














