愛媛が誇る高級かんきつ「紅まどんな」の販売が16日に解禁されるのを前に、14日から選果作業が始まりました。今年の出来栄えとは…

県内だけで生産され贈答品としての人気が高い高級かんきつ「紅まどんな」。
今年も出荷のシーズンを迎えました。

黒川記者
「とてもみずみずしいです。ほどよい酸味と甘みのバランスがちょうどよく美味しいです」

県内では14日から選果作業が始まり、このうちシェア7割以上を占めるJAえひめ中央堀江選果場にはおよそ30トンの果実が集まりました。

選果場ではまず専門の職員が目視で色や形のほか傷がないかなどを確認します。
その後、光センサーで糖度などを調べ基準をクリアした果実がサイズごとに分けられ箱詰めされていました。

JAえひめ中央によりますと、今年はカメムシの被害や高温の影響を受け色づきが遅れているものの例年並みの品質を保っていて、紅まどんなの特長であるゼリーのような食感が楽しめるということです。

JAえひめ中央 営農部 清家伯弘 部長代理
「日頃お世話になった人への贈り物や自分へのご褒美として食していただけたらと思う」

去年より8%上回る2700トンの出荷を見込んでいる紅まどんな。
1箱12個入りがおよそ6000円で、14日から順次県内や関東に出荷され、あさってから各地の店頭に並ぶ予定です。