政府は来年開かれるG7サミットの関係閣僚会合のうち、感染症への対応など保健医療の課題について意見を交わす ”保健大臣会合” を長崎市で開くことを16日、閣議決定しました。
県内でサミットの閣僚会合が開かれるのは初めてです。
松野 博一 官房長官:
「保健大臣会合、長崎県長崎市」

16日、長崎市での開催が決まった保健大臣会合。
日本のほかアメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど7か国の首脳会議「G7広島サミット」に伴う閣僚会合のひとつです。

長崎県と長崎市が感染症研究で世界に貢献してきた長崎大学の実績をアピールし、コロナ禍の保健大臣会合を誘致していました。

田上 富久 長崎市長:
「コロナ禍の保健大臣会合という事で非常に注目を集める会議になると思います」

会議の日程や規模は未定、会場は「出島メッセ長崎」が想定されています。

選ばれた理由について田上市長は国際会議場や宿泊施設が整備されていること、また平和祈念式典のほかローマ教皇など、各国元首を迎えてきた警備経験が評価されたとしています。

開催にあわせ、被爆者との面会など被爆の実相に触れる機会を設けるよう要望していく方針で「被爆地長崎での開催意義が大きくなるよう組み立てていく」としています。
田上市長:
「被爆地訪問を各国のリーダーに呼びかけてきたわけですけど、今回まさしく一堂に集まって被爆の実相に触れる機会になる。そのことが必ず次の政治的な動きにつながっていくと思う」