社員や乗客の安全確保につなげようと、JR四国は高知県須崎市のJR土讃線で南海トラフ地震と津波を想定した避難誘導訓練を行いました。
JR四国では津波の被害が想定される高知と徳島を中心に避難誘導訓練を行っていて、8日はJR土讃線の大間~須崎間で訓練が行われました。訓練にはJR四国の社員らおよそ120人が参加。大きな地震が発生し、列車が停止したとの想定で、車両からシューターやひもを使って降りる訓練が行われました。
■野中麟太郎 記者
「高さ1メートルほどあるということなんですが、初めての私でも安心して降りることができます」

また津波被害から身を守るため、停止した車両から避難場所に避難させる訓練も行われ、乗員は乗客に大きな声をかけながら避難していました。
(参加した人)
「運転士さんと車掌さんがしっかり連携をとれて、即座に判断してお客様全員を避難場所まで避難誘導できていたところが良かったと思います」
(JR四国 四之宮和幸 社長)
「四国は元々災害が多いとこもありますし、南海トラフ(地震)の発生が言われているところでありますので、こうした訓練を積み重ねて、まずはお客様の命を守るということが最優先ですので、そうした意識をもってさらに自分自身の命も守るということも合わせて業務に専念してもらいたいと思ってます」