今月(11月)23日に行われる秋の大祭「裸坊祭」に向け、防府天満宮で注連縄作りが行われました。境内にある12本のしめ縄が、全て新しいものに取り替えられます。

防府天満宮で行われたのは、氏子青年部「若梅会」による「しめ縄作り」です。
この「しめ縄作り」は、今月23日の秋の大祭「裸坊祭」を前に境内の12本全てを取り替えるものです。
初日の今日(8日)、まず始めに作られたのは、神輿を収める「御神庫」にかけられる長さおよそ6メートルのしめ縄です。

材料は、市内の農家から奉納してもらう「もち米の稲わら」
普通の米の稲わらより長いためもち米のほうがしめ縄作りに向いているということです。

お払いを受けたあと、若梅会の11人は「わらを追加する人」「ひねりの数を指示する人」など役割分担をして太さを調整しながら、わらを巻いて作っていきます。
記者も体験させてもらいました。
記者
「かなり力のいる作業です」
しめ縄作りを担う「若梅会」は、稲を干す作業を手伝うなど今年から、奉納する農家への協力をしています。
酷暑などの影響で、稲の根元が腐ったり、折れてしまったりしているのを目の当たりにして、農家の苦労を感じたそうです。

防府天満宮青年部「若梅会」岡俊明会長
「農家の方の協力、それから我々の奉仕団体が力を合わせて、ちょうど10年間やってきたことを見て欲しい」
新しい注連縄12本は、今月14日に取り替えられるということです。