◆台風接近で観光地から“恨み節”

秋の行楽シーズンへ向け観光業は明るい兆しが徐々に見え始めている中、心配なのが台風14号の接近です。福岡県うきは市にある「ホテル花景色」。目の前には筑後川が流れ、自慢の温泉は美肌の湯と言われています。この3連休はほぼ満室でしたが、台風の接近に伴い16日時点で予約の3分の2がキャンセルされました。

ホテル花景色・高木秀一マネジャー「自然災害で悔しいというのはあるが、台風の時に来られるお客様には精一杯、接客サービスをしたいです」

同じうきは市にある観光農園を訪ねました。約3000個の梨が収穫時期を迎えています。台風の接近に備え、風で落ちないようテープで固定するなど対応に追われていました。

明果園・秦鈴子さん「まともに来ると言っているでしょう、怖いです。ちょっと曲がってくれないかとも思いますが、それは無理でしょうから。ちょっとでも梨が残ってくれますように」

台風14号は18日(日)の夜から19日(月)の朝にかけて九州北部へ最も接近するとみられています。観光やイベントなどの影響は今後も広がるおそれがあります。