高知商業高校とラオスとの交流が30周年を迎えたことを記念し2日、式典が開かれました。
高知商業高校は1994年からラオスとの交流活動を続けていて、2024年で30周年を迎えます。学校の数が足りていないラオスの現状を知った高知商業高校は学校建設の資金に充ててもらおうと、設立の支援などを行う高知ラオス会に寄付金を贈っていて、これまでに9校の学校建設に協力してきました。

2日開かれた30周年記念式典にはラオス・ビエンチャン県のブーボン・ブンスー副知事や高知市の桑名市長、卒業生らおよそ100人が出席。ブンスー副知事から手織りの刺繍布が、高知商業高校からは地元企業などと開発したお菓子などが贈られ、親交を深めていました。
(高知商業高校 成瀬孝治 校長)
「今後におきましても、商業教育の特性を生かしながら校歌『鵬程万里』に歌われている世界に羽ばたく心意気を持った、世界で通用する人材、アジア諸国で活躍する人材、そして地域で活躍できる人材を社会に送り出すことが本校の使命であると考えています」
(ラオスビエンチャン県 ブーボン・ブンスー 副知事)
「ビエンチャン県と高知は3500km以上離れていますが、過去30年間の皆さんの支援によりとても近いものに感じております」

屋外では8月に生徒たちが研修でラオスを訪れた際に仕入れた民芸品の販売も行われ、所狭しと並べられた異国情緒あふれる品々を買い求める人の姿も見られました。販売で得られた利益は、学校建設の資金として寄付されます。














