気象庁によりますと台風21号から変わった低気圧が東シナ海にあって、低気圧から前線が西日本から東日本にのびています。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本では雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があります。

台風から変わった低気圧が、前線を伴って東シナ海を東北東に進み、前線上に発生した別の低気圧が2日夜にかけて東日本に進む見込みです。長崎では2日未明、線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が降り続きました。

長崎県北部の松浦では11月1日の降り始めからの雨量が380ミリを越えています。

低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

西日本から東日本では2日は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
▼関東甲信地方120ミリ
▼北陸地方120ミリ
▼東海地方180ミリ
▼近畿地方120ミリ
▼中国地方120ミリ
▼四国地方200ミリ
▼九州北部地方120ミリ

西日本では2日は、東日本は3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、九州北部地方は2日は、土砂災害に厳重に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。