旧統一教会との関係をめぐり高岡市議会では自民党の2つの会派が代表質問を行いました。このうち市長選で角田市長側についた会派は、市長と旧統一教会との関係については一切触れませんでしたが、忖度したわけではないとしています。
14日の高岡市議会の代表質問。最初に質問に立ったのは、去年7月の高岡市長選挙で角田市長の応援に回った議員でつくる未来創政会です。
40分の質問時間が与えられましたが、旧統一教会との関係については触れませんでした。
角田市長と旧統一教会をめぐっては、市長選の3か月前に後援会活動として旧統一教会の関係者が開いた集会に参加していたほか、今年5月に関連団体・県平和大使協議会が主催する講演会に出席していたことがわかっています。
問題発覚後、初めての議会でなぜ、旧統一教会との関係について触れなかったのか確認すると。
自民党未来創政会 金森一郎会長:
「そこ忖度して質問せんだがやろと言われるかと思うんですが、当然市長に対してもこれまでもそういった団体とのお付き合いに関しては、見直しをしてくれという話も表に出る話ではないですけど、そういう話もしていますし…」
一方、市長選で対立候補を応援した自民党議員会は…。
自民党議員会 山口泰祐 議員:
「社会的に問題が指摘されている団体が関与した事業に本市が後援についた経緯と受け止めをお話しください」
高岡市 角田市長:
「旧統一教会の関連団体からの依頼を受けて、講演会の講師を引き受けていたり、後援を承認していたことで、市民の皆様にご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」
自民党議員会 中川加津代会長:
「そこをうやむやにせず、一区切りつける意味でも質問はしてよかったと思います」
9月20日に開かれる本会議の一般質問で、野党の立憲民主・社民議員団が旧統一教会との関係について市長を追及する予定です。
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