相手女性が16歳未満と知りながら性的暴行を加えた疑いで教員が逮捕されたことを受け、高知県教育委員会の長岡幹泰(ながおか・もとやす)教育長は「しっかりと受け止め、さらなる再発防止に取り組んでいく」と述べました。

宿毛警察署は9月、女性が16歳未満であると知りながら性交し、性的暴行を加えた不同意性交等の疑いで、28日中学校の男性教員を逮捕しました。

教員の逮捕を受け長岡幹泰教育長は「教育公務員の社会的信用を著しく失墜させるものとして到底許されるものではない」と述べました。

県教委では、相次ぐ教員の不祥事を受け、2024年度、県内すべての公立小中学校と県立高校、特別支援学校に不祥事防止委員会を設置したほか、教員を対象に研修を実施。例年以上に不祥事防止に努めてきた中での今回の逮捕を受け、県教委はさらにもう一段再発防止に力を入れる方針です。

(県教育委員会 長岡幹泰 教育長)
「今、自分たちが行っていること、考えていることは、社会人として、教職員として、子どもたちに誇れることなのかどうなのか、常に自分自身に問う、自分自身を厳しく見つめることが必要であると考えている。そのような取り組みを市町村教育委員会や学校に対し、徹底していくように強く働きかけていきたい」

県教委は再発防止に向けて、何らかの新たな取り組みを検討していくとしています。