■ 未経験の作業でも「経験」こそが目的
9月11日、村橋さんは車を走らせ依頼者のもとに向かいました。
村橋さん
「レンタル公務員の村橋といいます。よろしくお願いします」

今回の依頼は、築67年という古民家の改修工事の手伝いです。

依頼者 宮本啓示さん
「自分たちの家をリノベーションするために手伝いに来てもらえないかと思い依頼しました。若いのもありがたいです」

古民家を新たな住まいとして蘇らせるため、不要な部分を取り除くベースの作業です。
宮本さん
「これは釘で打ってある。こことここ」
村橋さん
「バールで?」
宮本さん
「うん、とりあえずそこだけまず」

村橋さんに家の改修の経験はありませんが、休みの日に経験のないスキルを身に着けるのもこの活動の目的。依頼者からアドバイスを受けながら作業を進めていきます。

そして約6時間後…
村橋さん
「終わりました」
宮本さん
「ありがとう」
村橋さん
「ありがとうございました」
宮本さん
「初めてのことで色々と大変だったと思いますけど、でもそれを真面目にこなしてくれているのでこちらとしてもすごくありがたいです。今後もまた頼みたいです」
村橋さんは公務員として地域の人の身近な存在であるために、レンタル公務員の活動を続けていきます。
村橋さん
「公務員の仕事では見られない視点からも物事を考えられるようになりましたし、地域の人を知ることは地域を知ることに繋がっていくので、この活動を通していろんなことを知って自分の業務にいかせると思う」